2000年以降、日本の物流業界では大きな人材不足が浮き彫りになっています。これはブロードバンドが整備されたことによるネット通販の需要が高まりを見せたことに起因をしており、年間約9000万トンもの品物が配達されるに至ったからです。2021年現在で配送ドライバーの数は約600万人となっており、ひとりあたり年間約4万キロもの距離を移動していることになります。物流会社の主要なトラックは小型から中型でしたが、現在では大型トラックを導入なさるところが増加しています。
大型とは10トン以上の大きなコンテナを有したもので、ひとりのドライバーが一度に運べる個数を増加する狙いがあるわけです。ここでは現在のトラック市場の動向と、中古車両の買取りついて見ていくことにしましょう。以前は小型・中型が主流であったので、中古市場もこれらの車両をメインに扱っていました。ところが現在は10トン以上のタイプを取り扱うところが多くなっており、買取り価格は約300から500万前後と大幅なアップとなりました。
買取りに関しては以前は必ず車検を終えたものしか取り扱いをされていませんでしたが、現在はその限りではなく、走行距離も2000kmまで可能となっています。これは需要の高まりが大きく関わっており、販売個数を集めるために大きな緩和をなされているといえます。新車では手に入りにくいと感じたときが、中古市場にも目を向けてみるといいでしょう。