中古トラックの買取でできるだけ高額査定を得るにはやはり考えておきたい点があります。他と比較して高い値段を付けられるというのは、裏を返せば他の会社ではできないくらいに高い値段で売ることができるに違いありません。この点で考えられるポイントは海外市場です。ニュースなどでも肌で感じられることですが、日本製のトラックは品質が良く、例えば東南アジアとかアフリカの新興国などでも非常に信頼されていて高値で取引されることがあります。
もちろん日本国内でもその信頼感に変わりはありませんが、やはり市場の大きさが異なりますから、海外に販路を持っている会社とそうでない会社とでは買取価格に差が生じることは十分に考えられます。海外に販路を持っているといっても、できればその内容や実態を確認しておきたいものです。トラックの買取だけでなくどんな流通経路でも当てはまることですが、間に多くの関係者が入っていてはいわゆる中間マージンが生じてしまい、それだけ利益は少なくなってしまいます。最終的な現地での販売価格が同じであったとしても、中間マージンが発生する状態であればあるほど、もともとの買取の査定額をそれだけ安くしないことには会社の経営が成り立ちません。
つまり、他の商社とかトレーダーなどを介することなく自社による一気通貫での海外販路を持っていることが強みになるわけですが、もちろんそれを保持したり維持したりすることは容易なことではありません。